月寒公園「あそンドル!」〜雪あそびとスノーキャンドル

月寒公園(札幌市豊平区)で毎年開催されている冬の雪遊びイベント「あそンドル!」に行ってきました。
月寒公園の「あそンドル!」は、「あそび」+「キャンドル」の造語で毎年1月下旬に開催される、地域住民や子供たちとスノーキャンドル(=雪のキャンドル)を作る冬のイベントです。
「冬の公園活用」と「地域の繋がり」をテーマに札幌市内の主要な公園で始まった「冬のまちにスノーキャンドルの灯りをともそう」活動に端を発するイベント。元々、2003年に札幌市東区にある5ヶ所の公園でスノーキャンドルを用いたイベントが広がり、現在では札幌市内各所の地域イベントとして根付いています。
今回は2025年1月18日(土)に開催されました。今シーズン、札幌は記録的に雪が少なく、同イベントも危ぶまれたのですが、タイミングよくイベント開催の少し前にまとまった降雪がありホッと一安心。

この雫の形状をしたアイスキャンドル(=氷で作られたキャンドル)、制作に参加された地域住民の方にお聞きしたら、どうやら風船の中に入れた水を凍らせたものだそうです。

他にも、こちらは自宅の庭に落ちていた枯れ葉を集めて凍らせたものだそうです。とても情緒があって素敵ですね。

私一番のお気に入りは、この小さく薄いプレート。センスよく配置された落ち葉を凍らせてプレート状にし、その奥に小さなロウソクを灯しています。

私も娘も制作には携わっておらず、完成した姿の鑑賞のみでしたが、とても楽しめました。

オススメの時間帯は、夕陽が落ちるマジックアワーの時間帯めがけていくこと。この日、私たちは予め日没時間を調べて訪問したのですが、上記写真のように正に夕方と夜の境目に立ち会えて、とても美しい公園の景色が拝めました。
観光客向けでは無い、地元住民向けの小さな手作り地域イベントですが、それ故に趣きあるステキなイベントだったと考えます。〔了〕
※補足情報: 月寒公園とは 札幌市豊平区に所在する月寒公園は、四季折々の自然の美しさと多岐にわたる設備を有する、市民の憩いの場です。その成立は歴史的に古く、明治時代に端を発するもので、長きにわたり地域住民に親しまれ続けています。本公園は広大なる敷地を誇り、緑深き樹林および静寂に包まれる池を包含し、訪問者に安らぎと潤いを提供しています。 春季には桜が咲き誇り、公園内の景観を華やかに彩ります。桜樹の下において散策を楽しむ人々や、穏やかなる陽光のもと読書にふける人の姿も目にすることができます。夏季においては、青々と繁る樹々が涼やかなる木陰を形成し、子供たちの歓声が園内に響きます。 秋季には紅葉が鮮明に色づき、公園全域が深遠なる趣を醸し出します。落葉の積もる小径を歩むと、静寂の中に季節の移ろいを感じ取ることができます。そして冬季には、園内は一面銀白の世界へと変貌し、雪に覆われし公園は幻想的なる光景を呈します。園内ではスキーやソリ遊びをする子供たちが多く、寒冷なる気候にあっても週末には親子連れで活気が満ちた公園となります。 月寒公園の魅力は、単に自然の美的価値にとどまるものではなく、地域コミュニティの形成に寄与する場としての役割を果たしている点にあります。年間を通じて多岐にわたる催事が実施され、殊に冬季において開催される「あそンドル!」は前述のように毎年人気の行事となっています。 |
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